発達障害は二次的に患った病気のついでに行われる検査で判明することが多いようです。
とくに大人は病気にでもならないと、なかなか発達障害かどうかを調べる機会がありません。
発達障害の診断は精神科で行われることが多く、病院選びをはじめ、なかなか敷居が高いと思われます。
今回は、とくに病気じゃないけど発達障害かどうかを調べに病院に行きたい場合の段取りを紹介したいと思います。
「もしかしたら発達障害かも」と思ったぐらいで病院に行っていい?
「発達障害かもしれない」と思う場合のほとんどは、社会生活で何かしら困ることがあるからなんですよね。
- 人の話を聞かない。
- 片づけない。
- 忘れっぽい。
- 落ち着きがない。
一つ一つは何てことないことかもしれません。でも、それがあまりにひんぱんだったり、程度が極端だったりして周囲にひかれたりするような失敗を繰り返し、どうしていいかわからないままどうにか過ごしているような場合もあります。
という人がすべて発達障害かといえばそうとも言えないところが難しい。
よくある程度のことか障害レベルかなんて、環境にもよるだろうし、自分でわかれば苦労しません。
思い過ごしでもいいんです。
「おかしい」「うまくいかない」「わからない」と悩んでいるのだったら、病院に行くことを考えていいと思います。
病院の前に発達障害者支援センターに行こう
「発達障害かどうか病院に行って調べてもらいたい」と思ったら、病院に行く前に、まず発達障害者支援センターに相談に行くことをおすすめします。
「発達障害かもしれなくて悩んでいる」ということを伝えましょう。
そのとき困ったときの具体的なエピソードをいくつか用意して話せるようにしておくと、センターの人もわかりやすいので助かります。それから「病院に行きたいので適当な病院を紹介してください」とお願いすれば見当違いな病院に行かずにすみます。場合によっては病院まで付き添ってくれるようにお願いしてみてもいいかもしれません。
と書きましたが、発達障害者支援センターの活動は、じつはかなり地域差があると聞きます。もしかしたら思うような支援が受けられないことがあるかもしれません。
そんなときはぜひ、この「はつしり!」ブログまでご連絡ください。よろしければ、サポーターとしてできることをいっしょに考えたいと思います。
また地域の発達障害者支援センターの情報をお持ちの方は、フェイスブックグループのページでシェアしていただけるとありがたいです。
発達障害者支援センターが支援の中心
発達障害者支援センターは発達障害支援の中心になります。
例えば病院の医師、障害者職業センター、自立支援サポーターなど相談者と関わるあらゆるところの支援者と連携し、ひとつのチームのように束ねてくれるところなんですね。
ばらばらに活動している支援者たちも相談者を通じて連携していることを意識するようになると、より充実した支援につながっていくんですよね。(もともと知り合いということも少なくないみたいですが。)
発達障害と診断されていなくてもお困りの方は、発達障害者支援センターを窓口にして、必要なサポートチームを作っていけるよう願ってます。
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