発達障害男子mimiは23歳になりました。
一見ふつうです。話してもとくに問題ないかもしれません。
実は親のわたしもいまだに「やればできる」的なことをつい思うことがあります。
でも、現実は社会生活ができていません。
「怠けてる」とか「気のせい」とかいろいろ言う人もいますが、現実を見ないといけません。
長期に渡って社会生活を送るのに何らかの支障がある。
それが個性が障害になる決め手です。
診断されてるかどうかじゃないんです。
「発達障害かも」と疑っているなら
発達障害かも…。
これぐらいの不調は誰にでもあるかも……。
弱いだけかも……。
どうせ何でもないと言われる。
そんな感じで発達障害を疑う人の多くは病院に行かないのではないでしょうか。
今はどうかわかりませんが、発達障害の診断できる医療機関は少なくて、受診するのに数年待ちと言われたという話を聞いたこともあります。
「病院に行こう」と思うまでに何年もかかる場合もたくさんあります。
ほんとは少しでも早く病院に行くことをすすめたいんですが、無理はゼッタイ禁物です。
わたしもしばらくひとりで通院していた時期がありました。家族だけでも病院にかかるのはいいことなんですよ。家族が孤立から救われるからです。
どうして病院に行くことをすすめるか?
それは診断してもらうためではありません。孤独から抜け出すためなんです。
今すぐ病院に行かなくても、病院に行く準備を始めてみませんか。
記録があると助かります。
病院に行く準備というのは記録をつけることです。
- 「好きなように適当に書いて」と言われて困った。
- 締め切りが守れない。
- 落し物や紛失物が多い。
- 昼夜逆転する。
- 途中で切り上げることができない。
- 洋服の肌触りが気になる。
- 大音量は苦手。
- グループだと誰の話を聞いてどのタイミングで話せばいいのかわからない。
といった具体的で細かいお困りごとがいいです。
医療機関に限らずどこでも「どんなことで困ってますか?」みたいなことはよく聞かれます。でも、急にそんなことを言われても思いつきませんよね。
気が付いたときにメモっておくと、あとで思い出しやすくて便利ですし、うまく話せないときはそのまま見せても喜ばれます。
もちろん書きたくないことは書かなくてOKで、基本的には誰に見られてもいいようなことを書きます。
気分や体調についても思いついたときに書ける範囲で書いておくと、頭痛や腹痛が多いとか憂鬱になるといった体調不良のだいたいの傾向を伝えることができます。
記録は自分自身の整理にも役立ちます。
スマホでも手書きでもやりやすい方法でぜひ始めてみてください。
病院に行く決意ができたら、その前にお近くの発達障害者支援センターにサポートをお願いするのもおすすめです。
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