発達障害の疲労が体力不足と誤解されがちな件

frame 発達障害男子

10月からチャレンジ雇用でがんばってるmimiですが、やはり疲労がたまってきて、同時に風邪をひいてとうとうダウン。数日休むことになりました。

これまでもこんなふうに疲労と体調不良が重なって、いつも体力のなさで片づけてきました。

ところがよくよくmimiの話を聞くと、何かしたから疲れるというのではなく、いつもどんなときでもしんどいというんです。

なんでこんなにしんどいのか?

このしんどさを軽減する方法はあるのか?

mimiが一番知りたがってるのでした。

ディスレクシアや聴覚過敏に似た正体不明の疲労感

発達障害で有名なのがディスレクシアや聴覚過敏。

日常生活で読んだり聴いたりするとき、非常に疲れると言います。

mimiは読んだり聴いたりすることについてはとくに困っていないそうです。

でも、よくわからない正体不明の疲労感が常にあって、それが徐々にたまってきて、やがてすべてのことが回らなくなってフリーズする感覚がたえずあるそうです。

ほかの人があたりまえのようにこなせることが困難で疲れるという意味で、ディスレクシアや聴覚過敏にとても似ていると言います。

だけど疲労の原因が正体不明で、どうやら生活全般に関わっているみたいなので、これから先この疲労感を避けて通ることはできなさそうだと言います。

休んだり働く時間を調整することは、疲労の根本原因を軽減していることにはなっておらず、問題は解決しないと言うんです。

この疲労感とうまく付き合いながら暮らしていく方法を見い出さない限り、問題は解決しないんです。

思えば学校に行ってなかった不登校のときも、うちにずっとひきこもっていたときも、同じように疲れてました。

何かしたから疲れるとか、何もしなければ疲れないというたぐいのものではないようです。

もちろん体力も多少は関係してるとは思います。

だけどふつうに生活しているだけなのに、やがていろんなことが滞って回らなくなってくるんですね。

主治医の話によると、どうも情報処理に負担がかかるようです。

どうすれば情報処理の負担を軽減することができるのか?

それがさっぱりわからなくて困ってます。

言葉よりデータや映像が先?

mimiは学級新聞や地域の自然史同好会の寄稿文などはとても上手に書きます。

小学生の頃は作文や創作文が得意でした。

ところが大人になって自由に好きなことを書こうとすると、とっちらかって最後まで到達できないんです。

やたら難解な文章になるのも不思議でした。

わかりやすい枠組みがないと混乱するようなんです。

その枠というのがかなり細かく具体的なほうがいいようで、学校生活の時間割程度では難しかったんですね。

作文が得意なのかと思っていたら、ことばよりデータとか映像が先に浮かんでいるということもわかってきました。

それで何でも自由自在に文章を書くのは難しかったみたいなんです。

思考にはわかりやすい枠なんてありませんからね。

それでとめどなく思考し続けて疲れるのかもしれません。

ほんとパソコンがフリーズ状態になるのとおんなじ感じになるんですよね。

自閉症支援グッズに絵カードというのがあるけれど、mimiにも生活をわかりやすく区切るようなアイテムがあるといいのかな。

疲れて体調を崩すたび、体力をつければ何とかなるように思われてしまうのは心外なところもあるようなんですが、じゃあどうしてほしいかと言われても困るので、めんどくさいから結局体調不良ということで片づけてきたようです。

そのたびに解決しない問題を先送りにしてきたんだそうです。

家族にもうまく伝えられなくて苦労させてしまいました。

何かいいアイデアをお持ちの方があったら教えてもらえるとうれしいです。

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