何でもかんでも発達障害にしてしまって恐縮です。
家族に発達障害者がいると、あの子もこの子も発達障害で困ってるんじゃないかって、つい思ってしまうんですよ。悪い癖です。
社会生活で何かしらうまくいかない、人間関係がどうも苦手で疲れる。仕事につけない、という人がすべて発達障害だと思ってるわけでは決してありません。
でも、何割かは発達障害のせいで苦労している人もいるんじゃないかなぁ、とは思ってるんですよね。
発達障害者の就業支援はすべての人に通じる
先日朝日新聞の「善玉ハッカー企業とつなぐ」「とがった人材発掘し紹介」「就業支援の団体設立」といった見出しの記事が目にとまりました。
コンピューターへの不正アクセスなど、サイバー攻撃に立ち向かう「ホワイトハッカー」となる人材を発掘し、企業に橋渡しをしようと「日本ハッカー協会」が13日、設立された。素質がありながら、社会に出る自信がない人たちの就業支援などを通じて、ハッカーが活躍できる社会を目指すと言う。
日本ハッカー協会を立ち上げた代表理事は、「とびきり優秀だが、コミュニケーションが苦手で社会になじめない人がいる」ことが見えてきたと述べてます。
こうした「とがった人材」がみな発達障害とは言いませんよ。
でもね、発達障害であろうがなかろうが、社会に出られないでいる人たちのサポートは大事だなぁとあらためて思ったのでした。
就活ってどんな人にとってもたいへんじゃないですか。それがちょっとでも年齢とかブランクとか経歴とか、何かしらハンデがあったりしたら、それはもう相当きついと思うんですよね。
個人的にはすべての人に就労支援があっていいと思うんですよ。
当事者をよく知る支援者がいるだけでずいぶんいろんなことが違ってきて、仕事を任せる側にとっても悪くないことだと思うんですよね。
障害者職業センターで就労をめざすメリット
障害者職業センターは就労に困難を感じている人なら誰でも就労支援を受けられるということはあまり知られていません。
発達障害であろうがなかろうが何らかのハンデを感じている人は誰でも利用できるので、もっと気軽に利用できるようになるといいのに、と思います。
各都道府県に一つしかないので、遠い人は利用しにくいのが難点。
発達障害男子mimiも障害者職業センターの就労支援プログラムを修了し、発達障害をカミングアウトして就活し、担当者のきめ細かなサポートを受けて10月からの仕事が決まりました。
本格的な就職というより紹介してもらった仕事を短期間勤めてみる実習みたいなもの。何せ中一から不登校で引きこもって以来はじめての社会活動です。そんなわけで紹介してもらったのでした。このように障害者職業センターでは個人の事情に合わせた就労支援が受けられます。
また、作業や検査を通して適性や個性を客観的にみてもらえます。自分の能力や適性がわからず悩んでいる方にもおすすめです。
ひとりで就活するのに不安な方や疲れた方、お近くの方はぜひ地域の障害者職業センターの利用を考えてみてはいかがでしょう。もちろん利用は無料です。
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