発達障害者支援センターに相談に行ったけど役に立たなかったという人へ

hattatsu-shogai1250 発達障害支援

発達障害者支援センターに限らず、たとえば生活保護申請の相談やストーカーなどのお困りごとで相談窓口に出向いたにも関わらず、お役所、警察、弁護士事務所といろんなところをたらい回しにされただけだったというケース、残念ながらけっこう耳にします。

お困りごとを他者に打ち明けるだけでもかなりの勇気がいるのに、ろくに話を聞いてもらえないあげく、また違うところを紹介されたりなんかすると「もういいや」ってなりますよね。

わたしは幸い人に恵まれ、たくさんの人に助けられてきましたが、たまたまラッキーなだけで嫌な人に会わなかったかというと、そんなことありません。縁がなかった人もおんなじぐらいたくさんいました。

だからまだいい支援者に巡り合っていない人は、それこそたまたままだ巡り合えていないだけなんです。途中、休んでもいいからめげたりあきらめたりしないでください。ひとりで抱え込まず、ぜひ誰かに相談してほしいと思います。きっとかならず力になってくれる人が現れます。

発達障害者支援センターがダメだった場合の対策

発達障害に関する相談窓口は発達障害者支援センターが中心になっているので、わたしは何かと発達障害者支援センターをすすめるような感じになってますが、相談に行ってみたけど、何となく合わない、話しにくい、役に立たないなど、印象がよくなかった場合、どうすればいいか。

発達障害者支援センターの何がよくなかったか?

その日話した人と相性が悪かったのかもしれません。たまたま相手の機嫌が悪かった可能性もあります。緊張してうまく話せなくて、相手の理解が得られないこともありますし、担当者の能力や経験不足という場合もあり得ます。

発達障害者支援センターの担当者とはこれから先、長いお付き合いになる可能性が高く、時間をかけてよく知ってもらうことも必要です。

たった一回の面談でダメと思う理由は何でしょうか。

はじめて出向いて話した人がこの先あなたの担当者になるかどうかはわかりません。もしそうだとしても、担当者は変えてもらうこともできそうです。

それでもセンター全体の雰囲気になじめないといった場合もあるかもしれません。

もう一度振り返ってみて、もう二度と行きたくない原因は何かを考えてみましょう。

発達障害者支援センター2回目訪問に向けて

発達障害者支援センターの至らなさに絶望した人がいるとしたら胸が痛いです。

それでもなお、わたしは発達障害者支援センターとつながることをおすすめしたいんです。

どうしてそんなに発達障害者支援センターにこだわるかというと、現在そこが発達障害者支援の中心で、社会とつながるためのあらゆる支援を取りまとめているところだからです。だからこのセンターとつながっておくことが発達障害者にとって有利だからなんですね。

ただ、どうしても直接関わりたくないというときは、家族や知人に間に入ってもらうようにしてはいかがでしょう。

担当者だけの問題であれば、変えてもらったり複数人に担当してもらうなど、希望・要望を伝えることができます。話すより書くほうが得意な方は文章にまとめて提出するといいかもしれません。

発達障害者が支援センターに伝えておくといいこと

発達障害者支援センターに求めることはいろいろあると思います。

具体的に困っていることが伝えられればいいんですが、漠然とした不安や困難という場合も多いのではないでしょうか。

支援は具体的なお困りごとでなくてもいいんです。ただ何となく将来が心配とか、何をどうすればいいのかわからないとか、動けないとか、今の状態を言える範囲で伝えておくとよいです。

職場の人に叱られたけど意味がわからなかったとか、いじめられて恥ずかしかったとか、思い出したくないことや恥ずかしいことを無理に話す必要はありません。そういうことは話せるときが来て、必要があれば伝えてください。

発達障害者支援センターは発達障害者やその家族が孤立しないで社会参加できるよう支える組織です。いろいろ至らないところがあって絶望することがあるかもしれません。

でも、どうかあきらめないで発達障害者支援センターを再訪問し、大いに利用し、発達障害者支援センターがより充実していくことを期待したいです。

発達障害情報・支援センター
発達障害に関して、当事者、ご家族、支援者、自治体関係者等に向けて幅広い情報提供を行っています。

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発達障害支援
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コメント一覧

  1. わかやたなは より:

    発達障害支援センター何もしてくれない。話ただきいてるだけ。なんのアドバイスもない。なんもしてくれない。
    この記事消してください。
    期待して来て傷つく人がいっぱいいる。
    速攻で消してください!

    • おかし より:

      メッセージありがとうございました。

      せっかく発達障害支援センターに行ったのに、がっかりだったのですね。
      お話を聞いてもらうだけでは物足りなかったですか?
      してほしいことがあったのに、何もしてもらえなかったのでしょうか?
      それとも感じが悪くて話しづらかったですか?
      わざわざ出向いたのにかなしい思いをされたのですね。
      お察しします。

      わたしも福祉や学校、病院など、いろんなところでいろんな方とお話しましたが、「こうすればいいよ」みたいなアドバイスはまずしてくれません。

      基本は話を聴いてくれるだけです。

      確かに頼りにならないところもあるけれど、たいていの場合、時間をかけて話をしないと当事者の困難が理解できないという事情があるからです。

      家族でもなかなかわかりません。
      うちの子は、自分でもわからないと言います。
      発達障害支援センターを紹介しているのは、ひとりで悩まないで、助けを求めるきっかけにしてもらいたいからです。

      正直なところ、まだきちんと機能していないところもあると聞いていますので、早急に対応できることもいい加減にしている場合もあるかもしれませんね。

      もしよろしかったら、苦情の内容をお聞かせ願えませんか?

      わたしも何かできるというわけではありませんが、いっしょに悩むことはできます。
      どうかひとりで傷ついたままあきらめてしまわないことを願っています。

      お問合せまでご連絡お待ちしています。

  2. マトユウイチ より:

    私も僅かな気持ちでさいたま市の鈴谷にあるセンターに行きましたが担当の人が『上から目線』で障害者が相手なのに理解が悪いとイライラしたりして不安がありました。
    センターの紹介で向かった場所に対する不安や不満は普通の人以上にあるのに『何が不満なの?』と突き放されました。
    担当の名前は伏せますが貧乏ぽい背の低い眼鏡のおばさんという感じです。
    いろんなトラウマをもってそれでも仕事しなくてはならない、そのためにはかなりの勇気と意思が要るのにそれを裏切られました。絶対に許せません。

    • おかし より:

      マトユウイチさん、こんにちは。
      メッセージ、ありがとうございました。

      そうですか……。そうなんですね。
      むちゃくちゃ勇気を振り絞ってセンターに行ったのに、
      感じ悪くて不安な思いをされましたね。
      どこか紹介されたのでしょうか?

      「それでも仕事しなくてはならない」というマトさんのおことばから、
      切実で一生懸命な気持ちが伝わってきます。
      でも、不安な気持ちを汲んでもらえず、嫌な思いをされて大変でしたね。

      このブログで「発達障害者支援センター」を提案している身としては、
      このようにせっかく勇気を出して相談に来た方を傷つけるような対応は、
      残念というか、見逃せません。

      マトさんのご意見、さいたま市鈴谷のセンターにお伝えしたいと思うのですが、
      いかがでしょうか?

      その際、このブログの運営者として身元を明らかにしますので、マトさんのメッセージがむこうの方にも見られてしまうおそれがあります。
      メッセージを見られたからと言って、個人を特定されることはないと思いますし、貴重なご意見なので、ぜひ伝えたいと思うのですが、
      不信感や不安が強い場合は、また別の方法を考えてみますので無理なさらないでくださいね。

      マトさんは、ほかに頼れる人はいますか?
      ひとりでがんばっていませんか?

      専門性の有無よりも、最終的には、よく話を聞いてくれる人、
      話しやすい人と出会うことが大事な気がします。

      それって、簡単じゃないんですよね。
      相談窓口の人が話しにくいってこと、残念ながら少なくないですから……。
      クラスの担任の先生に当たりはずれがあるのと同じで、
      ドンピシャな人にめぐり会うってなかなかないです。
      でも、何回も面会して話すうちに、ゆっくり知り合って信頼関係ができるということはあります。

      また、話しやすいからと言って、その人が具体的に自分の力になってくれるかどうか、
      たとえば就職支援をしてくれるかというと、それはまた別の話だったりします。

      今すぐどうにかしたいとお悩みのマトさんにとっては、まどろっこしいかもしれません。
      話を聞いてくれるだけで何もしてくれないという不満から、相談することをあきらめてしまう人が多いのも事実なんですよね。
      実際わたしもそんなふうに思っていたことがありましたから、気持ちはわかります。

      わたしも長年、出たり引っ込んだりを繰り返しましたので、マトさんがどれだけの思いでセンターに行ったのか、わかっているつもりです。

      でも、わたしはマトさんのような方が、支えになってくれる人を探すことをあきらめてほしくないと思って、このブログを始めました。

      頼りないですが、少なくともわたしは、マトさんを応援する一員でありたいと思っています。

      長くなってごめんなさい。
      もしよろしければ、センター報告の件、お返事いただけたらと思います。

  3. . より:

    何?なんでそこまで支援センターの肩を持つわけ?
    いくら貰ってんの?
    親族が職員なの?
    あんなのと同じ穴の狢になって恥ずかしくないわけ?

    • おかし より:

      このような放置ブログにメッセージをいただいてびっくりしました。
      記事の内容がおもしろくなかったようで、気に障ったのならお詫びします。
      と言っても、もうこちらに来ることはないかもしれませんね。

      ところで、わたしは支援センターの関係者ではありません。たまたま子どもがお世話になった者です。こうした支援体制は年々変わってきてますので、もう古いかもしれませんね。