10月1日からmimiがはじめて社会人として働き出しました。
障害者のチャレンジ枠なので、周囲の皆さん、とっても親切に面倒を見てくださるようで、何とかやっていけそうだと喜んでいます。
発達障害支援は万人に通じる
mimiのお世話係の方は、自分の仕事を中断しながらも丁寧にいろんなことを事細かく教えてくれるそうです。申し訳ないけどありがたいと言ってました。
「自分は発達障害者ということでこれだけ気を使ってもらってるけど、ふつうだったらこんなに親切に教えてくれる人はいないんだね。」
mimiは障害者職業センターで仕事が続けられなくなったさまざまな事情を抱えている人たちをたくさん見ていたので、どんな人にも自分と同じようにお世話してくれる人がまわりにいたら、仕事をやめずにすむ人が増えるかもしれないのに、と言ってました。
職業センターの方にもハンデを表明して支援を受けながら就職したほうが長続きすると言われてたんですが、一般枠で働き続ける困難さを思い知りました。
障害者にとって個別のハンデに対応してもらえることは、ありがたいことだし必要なことです。とくに発達障害はハンデがわかりにくい。関わりの中で気づいてもらうしかない部分も多くあるので厄介です。
だけど新しい職場や新しい仕事でとまどったり、わからないことがあるのはどんな人にとっても同じなんですよね。能力に個人差があるのもあたりまえです。そこでちょっと親切にお世話して見守ってくれる先輩がいるかどうかでずいぶん違ってきそうです。でも、そういうのは運だから仕方ないのでしょうか。
mimi曰く「どんな人にも慣れるまでちょっと丁寧に何回でも教えたほうが結局は手間がないように思う。」と言ってました。目先のわずらわしさを避けるより、とことん親切に教えたほうが案外早く戦力になるかもしれませんよね。少なくとも離職は避けられるはず。
まあそんな余裕なんてないのが現実で、相性もあることですし、ことはそう簡単にいかないとは思いますが、親切な人が増えるということは、誰にとっても生きやすい社会になるってことなんですけどね。
今回親切に教えてもらっているmimiは「もしぼくも誰かに教えることになったら、絶対親切にしよう。」と言ってました。
まだ始まったばかりですが、勤めることに不安だらけで自信なさげだったmimiに前向きさが見られるようになり、わたしも嬉しくて、関係者のみなさんに感謝してます。
わたしも親切になろう……。
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